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2016年8月30日火曜日

電子書籍の表紙を作った04 イメージ作り

前回、デザインの軸になる「信頼感・権威」というキーワードが決まったので、それをイメージに落とし込んでいく準備をします。

イメージをかためるために、軽く売り場確認から。今回は電子書籍ですので、主戦場はAmazonのコンピューター・ITカテゴリです。コンピューター・ITといってもブログの書き方から人工知能まで取り扱う範囲が広く激戦区のよう。まずライバルになりそうな本をチェックして感じたことを書き出してみました。

  1. 本のタイトルは短い
  2. タイトルはキーワードで構成されている
  3. シンプルでタイトル主体の表紙
まず、1と2のタイトルが短くキーワードで構成されていることから。例えば以下のようなタイトルのことです。

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タイトルを構成する言葉が短く伝わりやすいものになっています。Amazon(googleでも)で検索されう可能性のある言葉で構成されています。電子書籍の表紙を作る上では、タイトルを構成する言葉が短いことにメリットがあります。文字を大きくでき、伝えたい言葉を前面にだせるからです。

タイトルや副題で使われている言葉が長すぎないか、置き換えられる短い類語がないかチェックしておくとよさそうです。ただし、電子書籍の場合は、レビューから売れるパターンが多いと思われますので、内容から乖離したような言葉にするのはNGです。内容がいくら良くても、タイトルと書かれていることに乖離があると印象が悪いくなるからです。

3のタイトル主体の表紙は、文字が最も目立っているという意味です。ITカテゴリのこともあり、内容をイラストに置き換えて伝えるのが難しいからでしょうか。「写真のとり方」なら間違いなくカメラが表紙にきますが、今回のキーワードは「信頼感・権威」です。まったく、絵が想像できません。

ただ、今回は他のライバルの本が文字主体であり、その中にイラストがあると目立つのではないか?という仮説のもと、「権威」や本の内容を連想させるイラストを配置する表紙も案としてだしました。7割程度の完成度で著者に確認してもらい、方向性を詰めていきます。



データの作成に関して詳細は省きますが、今回はIllustratorCCを1ヶ月契約して作りました。古いイラレは持ってるのですが、久しぶりに起動したらフォントが読み込めなかったのでCC初体験です。イラストはpublic domainのsvgデータを利用、組紐の写真だけ自分で撮ったものです。

CC便利ですね、特にオンラインでフォントを選べるTypekitを使えるのは、たまにしかデザインデータを使わない私にはありがたいサービスです。ちなみに、Typekitのフォントは契約終了後でもアウトライン化・ラスタライズされていれば、引き続きりようしても権利的に問題はないそうです。※Adobeサポートで確認済み。


>電子書籍の表紙を作った05 デザインとアートと最終稿

>表紙を作った本のレビュー




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